ニュージーランド体験ロングステイへの御案内

1. ジャパニーズゲストハウスとは?

ロケーション
弊ジャパニーズゲストハウス(以下JGH)は、ニュージーランド南島クライストチャーチ近郊のカイアポイという人口約1万人の町にあります。クライストチャーチ国際空港,クライストチャーチ中心街より車で約20分でアクセス出来ます。

JGHの概要
個人旅行の熟年層、障害者の方々を主なお客様と想定し、2001年にオープンした日本人経営によるホスピタリティーあふれた バリアフリーの宿です。
フラワーガーデンが美しい400坪の庭に建つ150坪のJGHは平屋建設となっており、庭には50種類以上もの花が植えられ、庭からは大きな広場や湖が見られます。

JGHでは、別荘感覚で滞在して頂けるよう、客室4部屋は1組で貸切となっております。又、宿泊業務だけではなく、お客様に満足度の高い旅を楽しんで頂くため、一人一人のお客様と一緒に、オリジナル日程を作成し、手配代行、添乗など個人旅行のサポートもしております。旅の目的は一人ひとり異なりますので、ゴルフ好きの方には、ゴルフ三昧の日程、地元の人と触れ合いたい方には、地元の人と一緒に夕食パーティーを開いたり、お料理を教えてもらう内容を取り入れております。又、障害者の方には、障害の内容にあった日程をアレンジしております。全盲の方には、ダイビング、釣り、乗馬などの体験を重視した内容となっております。

車椅子の必要な方には、車椅子の手配、又、リフトカーによる送迎もJGHで行っております。

3つのサービス
日本に帰国され、【あ〜、いい旅だった。】と思って頂く事をモットーに、3つのサービスを行っております。1)出発前に共に旅程作り。出発前にお客様とひんぱんに連絡を取り、お客様のご要望、現地の情報を織り交ぜながら、お客様一人一人に合ったオリジナルの旅を創ります。2)NZ滞在中のサポート。宿泊、食事、アクティビティーのご案内と小人数ならではのアットホームな滞在をサポートしております。3)帰国後の楽しみ。NZ滞在中の写真をメール、郵送などでお届けしております。このようなサービスをしてさせて頂き、有り難い事に、リピーターのお客様が毎年増え続け、今ではリピーター率50%となっております。2度目のリピーターから3度目のリピーターのお客様も増え始め、既に退職されたお客様、2.3年で退職される予定のお客様より、是非 【ゲストハウスの近くでロングステイをしたい!】【ロングステイを手がけて欲しい!】とのご要望を頂いております。

2. JGH企画 「体験ロングステイ」の特徴

ロングステイは旅行と異なり、現地で生活をする為の現地の情報、習慣や文化を御自身の目でロングステイをする前に確認する必要があります。日本の常識で、言葉や文化の違う現地でいきなり生活をすれば失敗する確率は高くなるのは当然です。
ロングステイを成功させる為に、まずは現地でロングステイの体験をする事を強くお勧めします。
JGH企画 「体験ロングステイ」 は、ロングステイを成功させる為の内容を重視しました。

8日間の実用的な内容と豊富な情報を確認
経済的に、快適な生活がおくれるかどうか 生活全般に亘る情報確認をする為に8日間の日程を作成しました。

生活準備の実用的な内容
現地のスーパーマーケットでは購入出来ない、日本食材、野菜、魚、お肉の買う場所へのご案内。ゴルフ場、ジム、スイミングプールなどの娯楽施設にご案内 会員になる方法、会員の料金、特権などをご説明致します。
不動産の確認、バスの利用の仕方のご説明、車購入およびレンタルの方法、なども現地を訪れて確認、ご説明致します。
現地の人との交流
実際にカントリーパブや地元の人の家庭を訪問し、地元の人の生活を体験。更に、地元の人を夕食に招き、現地の人との交流を体験します。

人数限定のフルサポート 一緒に行動Q&A
きめ細かいフルサポートを提供するため 最大6名様までに限定しました。
現地確認、現地の方との交流など、8日間全てフルサポート致します。
滞在中、毎日 事前に確認情報の方法を伝授し ご質問を承わります。不明点は、体験企画中にすっきりさせて NZ の生活に自信を持って帰国してください。

季節限定の低価格
NZ観光シーズンオフを利用した企画の為、低価格を実現しました。
6.7.8月 の冬季限定の企画です。

地域限定
体験ロングステイは、クライストチャーチ市郊外のカイアポイ町にあるゲストハウスで行われます。
本格的ロングステイのサポートは、クライストチャーチ市近郊、及びカイアポイ町限定となります事を御了解下さい。

障害をお持ちのお客様へ
障害の程度により価格が若干変動いたしますので 個々に相談下さい。

3. ニュージーランドカイアポイでロングステイを考える資料

ニュージーランド及びカイアポイの事情を資料にまとめましたので参考にしてください。

体験ロングステイ日程及び内容
日次 内容
1 午後:日本発
2

午前:クライストチャーチ国際空港着
  着後:ゲストハウスへ

     ゲストハウスのあるカイアポイ町をご案内 (4時間)

* ゴルフ場、スイミングプール、レストラン、スーパーマーケット郵便局、銀行、カントリーパブ、美容院、バス停をご案内

3

午前:生活に関するオリエンテーション (2時間)
      銀行、郵便局、日本食材購入方法、医療事情、余暇の過ごし方、スーパーマーケット、バス、レンタカーの利用方法など

午後:専用車にてクライストチャーチへ(5時間)
      日本食材購入場所、魚屋、肉屋、八百屋、日用品店日本領事館、24時間営業の病院場所、ショッピングモールご案内
      各場所で、価格、品質の確認。

4

午前:銀行訪問 (1時間)

     口座の開き方、管理の仕方、両替や預金、送金について確認。

午後:バスに乗ってクライストチャーチへ (5時間)

     実際バスに乗り、料金の支払い、下車合図の体験

     レンタカー屋訪問。価格確認。

5

午前:現地の不動産訪問 (2時間)
     賃貸条件や料金を確認。

午後:地元の人の家庭にてティータイム (2時間)
     実際に地元の人達との触れ合いを体験。

夕方:カントリーパブ訪問 (3時間)
     地元の人達の生活に触れてみてください。

6

午前:余暇を体験 (ゴルフ、乗馬、スイミング、散策など)

午後:スーパーに行き、日本食作り

夕食:地元の人を呼んで夕食パーティー (3時間)   地元の人との交流を体験。

7

終日:自由時間

     ロングステイに関する質問  ( もう一度確認したい事などを一緒に確かめます。

8 午前:オークランド経由にて日本へ

人数(名様) 1〜2 3〜4 5〜6
料金(万円) 13 11
 *お一人様の料金です。

料金に含まれるもの: ゲストハウス2食付き宿泊費、空港送迎、交通費、各ご案内費、フルサポート費、消費税、サービス税。
料金に含まれないもの:日本−NZ間の往復航空運賃、昼食代、余暇体験代。

リフトカーが必須のお客様の場合、若干料金は変動致します。

ニュージーランド本格ロングステイのサポート内容

 

弊ゲストハウスにて体験ロングステイをされた方のみ対象としております。
体験ロングステイから本格ロングステイをされる方へのサポート内容です。

@出発前

NZに来るまで不明点、不安な事など、メール,Fax,電話にてご相談にのります。

賃貸物件探し

荷物を送られる方は、荷物のお預かりを致します。

日本からNZへ円送金のアドバイス、受金の確認を致します。

 

Aロングステイ中 (1ヶ月目)

空港へのお出迎え

賃貸物件へのご案内

生活全般に関するサポート

(必要な場合:電話,電気,ガス,インターネットの支払い方法,取り付け方など)

バスの乗り方、再確認。

車購入、もしくは、レンタカー手続きのサポート。

・銀行口座の管理の方法を説明。

買い物場所(魚,肉,野菜,アジアショップ)の再確認を一緒にします。

アクティビティーを一緒に体験します。

ロングステイ歓迎パーティーを地元の人と一緒にします。

ロングステイ中のご相談にのります。

帰国の際、空港へお送り

 

料金:$500(約35000円)お一人様

2ヶ月目以降、生活に関する相談は無料で行っております。

アクティビティーのご案内は、弊ゲストハウスのツアー料金にてご案内致します。

 

*障害者の方、事前に必要機具 (車椅子,入浴時の椅子など)手配致します。


ニュージーランドのジャパニーズ・ゲスト・ハウス(ベイタウン旅行倶楽部)


資料

NZのロングステイを考える。

近年日本人のロングステイや移住に関するニーズが高くなっております。TVや雑誌、本などにも多く紹介されるようになり 旅行会社もロングステイ関連の商品を数多く取り揃えるようになりました。反面 現実はこんな筈ではなかった、予期せぬ出来事が多すぎた等 失敗している人々もおられる話を耳にします。ここでは年金で暮らしている人達にも出来るニュージーランド滞在、そして海外経験が少なく 言葉にも不安があり現地の日本人によるサポートが欲しいと考える人達に焦点を当てて ニュージーランドでのロングステイのやり方を考えてみました。又一人でも多くの人々に快適な海外生活が得られるよう 良い点、留意したい点を併記させて頂きました。 

 

1、ロングステイヤーのニーズ

2、今 何故ロングステイなのか?

(日本の国民性そして現状、未来&NZの国民性そして現状、未来)

3、ニュージーランド、カイアポイの魅力と留意しておきたい点。

 

4、NZ生活への手順

(ロングステイの前に身に付けたい点、体験滞在、ロングステイ、移住)

5、資料

(ロングステイヤーのニーズと実態、生活費の目安)

 

1、ロングステイヤーのニーズ

ロングステイヤーのニーズについて2つの面から考えてみました。

1−1:ゲストハウスのお客様からの要望

弊ゲストハウスに宿泊されたお客様の中が 日本に帰られた後 メールの交換をして感想を頂きその中に ロングステイを御要望されるメールを頂いたのが始まりでした。

その内容は要約すると下記のイメージでした。

カイアポイは自然と便利性が同居しており 居心地が良い。もっと長く経済的に滞在したいが そうは言っても英語に不安がある、 病気や事故のアクシデントに備えたい、 地元の人達と交流をしたい、 このためにある程度のサポートを受けながらゲストハウスの近くに住めたらいいのに、等の思いでした。

1−2:アンケートの結果

一方 アンケートを取った興味深い資料があります。(表―1参考)このデーターを観察するとニーズと結果がおぼろげに見えてきます。内容は下記の通りと推察しました。

ロングステイは御夫婦一緒に候補地は1位から3位まで文化水準が高い英語圏を希望しており、過し方は自然の中でゆっくりのんびり、異文化交流を期待し、予算は15万円〜30万円でアパートかタウンハウスで暮らしたい。と言う姿が浮かび上がっています。そして主なる不安要素として 治安、医療、言葉を挙げており、意外だったのは今話題の東南アジアの国々には積極的では無い事でした。熱帯地域は暖かいが水の悪さ、治安の不安定さが快適な生活を阻害する要因と判断をしているのではと推定するのです。

一方滞在期間を見ると当初の計画では1ヶ月以上〜1年未満が80%に対し結果は1ヶ月未満が60%になっていることは、結果として経済的にも生活のエンジョイも満足されているとは言えない現状ではないでしょうか。

この2つのニーズに共通していることは 治安 医療 言葉の不安を乗り越え、年金で可能な経済的な滞在を求め 文化レベルの高い国で現地の人達との交流をしながら 暮らしたいと希望しているのです。

 

2、今 何故ロングステイなのか?

2−1:日本の国民性そして現状、未来

日本人は元来 礼儀正しく、きれい好きな、温和な、人を直ぐ信用する、お金払いの良い世界的にもユニークな人種です。且つ教育水準も高く、世界に通用する経済能力を持ち 電車やバスの公共交通機関も2分から10分間隔で運行されその充実ぶりは流石 世界の工業国とNZの人々も羨望の眼差しで日本を見ています。

近年ロングステイのニーズが高くなっている理由に 日本の将来に対する不安と価値観の変化があるのではと思われます。

国の借金は増加の一途を辿り 今後手を変え品を替え国民に負担を求めて来るのは必至と誰もが思っている事であります。更には 国民が蓄えた年金資金を勝手に使う横領や汚職などは後を絶たないのが実情です。

一方 団塊と言われる人々が 定年後 田舎暮らしや自身の故郷に移り住むようになってきました。今までの経済一辺倒の生活からスローライフを求めているのではと感じられます。

 

2−2:NZの国民性そして現状、未来

恥しがりや、物を大事に使う、質素な日常生活、素朴な性格等日本人との共通点は多いのですが、差異点は経済、お金より如何に人生を楽しむか?国民も政府も如何に小さい政府をつくるか?至る所に張りめぐされた誇り高いボランテア制度 そして良い学校=良い会社=良い収入とは考えず、人それぞれ好きな事をやるのが一番と言う 価値観の異なる個人主義が日本との主なる違いであると考えます。

NZは建国約150年と歴史は短いのですが 、成熟社会になっての歴史は長く 社会保障も英国の“揺りかごから墓場まで”を踏襲しています。日常化しているボランテア制度や、外国人でも交通事故による傷害は医療が無料で受けられるACC制度に代表されるように人に優しい仕組みが多くあります。

エネルギー資源は豊富な水力を主力とし、医療水準、食料自給率、教育水準も高く文化程度が高い英語圏の小国であります。国民全体が正直さや素朴さを大事にしている為か その代表者である政治家 官僚の汚職はほとんど聞いた事がありません。

経済よりも日々の暮らしを楽しむ事を重要視し所謂 資本家と労働者の労使協議でも賃金向上より休暇の増加が主なる議題となっています。

しかしながら 反面 税金は高く消費税は12.5%と国民に高負担を求めています。そして肥満による健康悪化による医療費の増加、原住民であるマオリの人たちへの過度な優遇政策への不満、大都市の公共交通機関の整備など課題は持っているものの 既に高水準の成熟国家に達していると思われ、大自然の中でのスローライフはストレスを避けた生活になっているのではと感じます。

経済にしても今後大きな成長は期待出来ないと思われますが、国民性からも自分達の生活ペースを守った確実な成長が見込まれます。

 

3、ニュージーランド、カイアポイの魅力と留意しておきたい点

3−1:NZの魅力

雄大な大自然と素朴な人々

島国なのに雄大な自然を持ち、彼らの素朴で正直な人間性や自分達の利益や野心を優先しない、そして弱い立場の人には優しい国民性は 居心地が良いコミニティーをつくっている ソフト、ハード面とも バリアフリー先進国です。

温暖な気候と少ない天災

日本と同じように四季が有りますが それより1日の中に四季が存在します。冬でも太陽が出れば半袖で過ごしますが 夏でもストーブが必要な時が有ります。しかし四季を通じ温暖で凌ぎやすいのが特徴ですが 紫外線が強くサングラスや日焼け止めは持ち歩きが必須条件です。温暖な割には蚊や蝿は少ない。蚊取り線香はNZでも売っているが殆ど使用する事はなく第一刺す蚊は住宅地には殆どいない。蝿も手で捕らえられる程鈍間である。

台風、地震は軽微なものが年に1回程度、洪水は水が豊富にある為小規模の川の氾濫が数多く発生し道路が一時停止される様な事はあっても頻度は少なく程度も軽いのが実状です。

 

3−2:カイアポイの魅力:

ロケーションの良さ 

事故や事件、病気等の急変時を考え国際空港にアクセス容易な事 日本食材を調達容易な条件として大都市に近い事、自然と買い物、乗馬やゴルフ等のアクティビティの便利さを共存していることが挙げられます。

生活環境が良い

生活の基本である 空気と水が美味しい事。

カイアポイ一帯は砂地の上にあり、南アルプスの氷河が溶けて湧き出すところです。NZの中でも生活環境の基本である 空気と水が美味しい場所です。空気は軽く水は水道からミネラル水が飲め、この水で炊くご飯やお茶は格別です。

小さいコミュニティー

人口1万人故コミュニティーは小さい。

我々のような外国人は地元の人達とサポートがあるないでは 日常生活の上で楽しさ、安心さが異なります。又地域にとけこむ努力をすれば暖かく迎えてくれ、ゴルフ場 銀行 不動産など知り合いが多いと何かと心強いものです。小さいけれどしっかりとしたコミュニティーはお互いわるい事が出来ず治安も自然と良くなります。カイアポイは治安も良く人々はとてもフレンドリーです。

 

3−3:留意しておきたい点。

ルールがいっぱい

雄大な自然が国中にあります。この自然を守る為各種のルールが多くあります。釣りではタイは27CM以上10匹迄、あわびは125mm以上のサイズを10個迄等多くの守るべきルールがあり、違反時は重い罰則が待っています。

何事も正直者を前提に国のルールが成り立っています。入国時の審査でルールを無視し罰金を支払っているケースが後を絶たない様です。

不便がいっぱい

日本食材も購入場所や種類は限定され 且つ高価である、公共交通機関も列車は1〜2本/日バスは1時間に1本と日本並みの間隔は期待しては無理である。娯楽も日本の映画は1〜3本/年、TVも素朴な番組しか期待出来ず、パチンコ等は逆立ちしても出来ない事情なのです。その代わりにトレッキング、ヨット、カヌー等自然を相手にするスポーツ環境は豊富にあります。

スローライフ

NZの人々はゆっくりゆったりのスローな生活を送っています。家を建てても庭やドライブウエイ、その他の付帯設備は何年も掛けて仕上げます。反面銀行やスーパーマーケットに行っても長い列に加わって待つ事が多く 家具や修理を依頼しても気の遠くなる程待たされ、約束しても時間は決って守りません。スローな生活とは待つ身としては辛抱する事なのです。そうなのです何事も諸刃の剣である事を再認識するでしょう。

ハプニングは起こる

海外どこの国でも共通する事ですが 文化や生活習慣の差からハプニングは日本に住んでいた頃とは比較にならぬ程発生し その解決の為の苦労は覚悟すべでしょう。

おまわりさんに嘘の証言をした場合 運が悪いと莫大な罰金や下手をすると刑務所に入らなくては行けない事態が待っています。

おまわりさんと言えば 殺人や悪質な詐欺等は警察が追いかけますが、基本的に小さな政府を目指している事から警察官は少なく この為空き巣ねらい、置き引きやクレジット犯罪が多く泥棒天国でもあります。特に日本人は現金を持つ習慣がある事やお金持ちが多い事から狙われる確率が高いのが実状です。

 

 

4、NZ生活への手順

4−1:ロングステイの前に身に付けたい点

ロングステイをされる前に身につけたいスキルとして、言葉(英語)、PC,趣味の3つを推薦します。

英語

現地の人達とのパーテイやスポーツを通じ 交流する為にはある程度の英語力はコミニケーションツールとして必要になります。しかしながら文化の違いから生活上でのトラブルは大小はあるにしても 必ずあるものと考えるべきです。

日本で日頃から英語の勉強をお勧めします。語学学校に通うのではなくラジオ、TVの英語講座などを毎日受講する方が 力がつきます。実用的な英語は文法よりも語彙を多くマスターする事が重要です。料金ならば Charge, Fee, Fareと語彙を豊富に持つように勉強したいものです。Fiveの v は下唇を噛んで発音する等と言う小さな事はいちいち気にして発音する等と言う事はやってはいられないのです。

NZ人は 我々日本人のたどたどしい英語を辛抱強く聞いてくれる国民なのです。

そうです この国では 話そう!とする意欲があれば何とかなるのです。

PC

日本を離れても何かと日本の事情やニュースが気になるものです。又日本との友知人とのコミニケーションツールとしてはこれほど安価なものはないでしょう。この為にもPC操作の基本は日本でマスターしておきたいものです。

E-mail、Word,の操作やHPの作り方をマスターしHPを設置し同じ趣味の持つ方々と交流するのも良いのでは?何よりも重宝なのは生姜の育て方やおはぎの作り方等の知りたい事や疑問点をたちどころに教えてくれる事です。日本の本が手に入りにくい環境では万能辞書としても手放せないツールです。

趣味

御夫婦でこられる場合は共通の趣味を持ち 一緒に楽しむ事をお勧めします。又趣味は前記のように友達つくりにも大きな道具となります。可能な限り日本で共通の趣味の実績を積まれる事をお勧めします。会社に勤務していた時期とは異なり多くの余暇の時間が想像されます。この時間をいかに有意義に使用するかが快適な生活を送れるかの重要な項目になると思われます。例えば NZのゴルフは安く気軽に出来ますから NZで一緒に始められるのも1つの方法でしょうが 日本で打ちっぱなしの練習所通い程度は日本で経験された方が宜しいのではと思います。

多趣味な人はロングステイヤーとしても成功率は高いと思われます。

 

4−2:先ずは体験滞在

経験豊富な人に言わせると 海外へ住むことは勇気。行動そして資金のめどさえあれば誰でも出来る時代と言います。体験滞在は今後 どの程度の資金でどの程度人生を楽しめるのかを予想する重要な経験です。将来この国で生活をやっていけるかを決断し自信をつける機会でもあります。

御自分の目で現物を確認し 予め用意したチェックリストに基づき 自分のイメージに合っているかの確認をすべきでしょう。体験滞在は確認したい情報を整理することが目標となります。私の経験で考えられる確認項目を下記に整理しましたので参考にしていただければと思います。 

生活に関する情報確認項目

食生活(食糧事情を魚屋、肉屋、八百屋、スーパーマーケット、アジア食品店、日用品店での価格、品質の確認を行う)

余暇の過し方(テニスコート、プール、ゴルフ場等 趣味の施設を確認する、BBQパーテイ、料理交換等にて どの程度自身の英語が通用するか、現地の人たちとの付き合い方は?等を確認するためにも現地の人々との交流経験をする。)

医療事情(ホームドクターや歯医者を訪問し確認)

銀行(両替や預金、送金)、郵便局に行き手数料や利用方法を確認する。

バスの利用方法(実際に乗って料金の支払いや降りる合図を体験する)

レンタカー

日常生活(ゴミの分別、電気代やガスの支払い方法について確認する)

資金運用に関する情報確認項目

 為替レート、外貨預金(資金運用の基本である為替レートと外貨預金について実態を確認する)

 日本からの送金、銀行への預金そして生活費と資金運用についての相談会を実施する。

住宅相談会&見学(不動産屋を訪問し賃貸条件や料金、3つ程度の物件を確認する)

上記内容を本格的なロングステイを踏まえ、自分でどこまで出来るかを検証したい。

4−3:ロングステイ

体験ロングステイを経て 一寸長めのロングステイに挑戦する手順は快適な海外生活への近道です。

このロングステイでイメージ通りの生活が出来たら このまま継続するか否かでしょう。日本より安く、且つ快適に生活が送れたかどうかが最終結論を導き出すためのロングステイなのですから。又 当初の不安要素である病気やアクシデントが発生した時のサポートサービスの確認や地元の人々との交流に自信をつける期間でもあります。

この段階では将来の生活スタイルとランニングコストを考え、不動産の取得若しくは借家でのロングステイ継続を検討したいと思います。不動産の購入はライフスタイル(滞在期間、暮らし方)と手持ち資金そして為替レートとの相談になり個々人により大きく異なるでしょう。

答えが継続OKならば毎年繰り返し長期滞在を行う本格的ロングステイや移住を検討したいものです。

4−3:移住

NZの移民制度は移住希望者にとって良い面悪い面共コロコロ変わり 且つ分かりづらく複雑であり 移住を希望する人には先ず信頼できる弁護士を選ぶ事をお勧めします。

そして弁護士へ移民の可能性について相談する事です。弁護士への報酬は時間当たり$300と安くはないが 日本とNZをいったりきたりするのが面倒な人には、それだけの価値は期待できるでしょう。

5、資料

資料1:ロングステイのニーズ

   ロングステイをしてみたい国は?

1位:オーストラリア、2位:ハワイ、3位:ニュージーランド

   誰と一緒に?

1位:夫婦で、2位:一人で

   過しかたベスト3は?

1位:自然の中でのんびり、2位:生活習慣に触れたい、3位:現地の人との交流

   不安材料は?

1位:治安、2位:医療、3位:トラブルの対処、4位:言葉、5位:各種手続き

   予算は?

15万円〜30万円、30万円以上

   住む施設は?

短期ならコンドミニアム、長期ならアパートメント又はタウンハウス

   期間は?

希望は80%の人が1ヶ月〜1年未満であるが 実際は1ヶ月以内が60%。

 

資料2:月平均生活費の目安 (ニュージーランド)

食料費 35,000円
住宅費 100,000円
光熱費 10,000円
その他(コミニテイ―参加費、日用品、外食、その他) 35,000円
合計 180,000円

*為替レート:70円/$NZとして計算。
*御夫婦2人の価格。
*住宅費は1LDKのタウンハウスを1ヶ月レンタルすることを前提にした。


梅田斉子 2005/3/25

Japanese Guest House
japgh@ihug.co.nz
http://homepages.ihug.co.nz/~japgh


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