不思議な街 新検見川からバスで15分くらいだろうか。結構奥まったところにある街という印象だ。もっとも、さつきが丘や近隣の朝日が丘などに暮らしている人は奥まったという認識は無いかもしれない。さつきが丘に住む私の友人とて、「どこがどう奥まってんだよ。」と大いに否定している。 でも、でも、どの駅からも遠いし、幹線道路からも外れている。街の一部は宮野木ジャンクションになってるけど、そこから高速に入れるわけではない。いったい、なんで、こんな場所にこれだけ大規模な団地があるのだろう。一見、どこにでもある団地なのに、その立地の根拠が非常に不思議でならない。 右図はさつきが丘と周囲の地図。 今回は、左上部の花見川からさつきが丘に自転車で行った。花見川の左方向が下流である。 まず最初に神場公園で休憩。それから、中心部に向かう。一番上の写真は(4)の場所。左右に商店街。ただし、ここは橋の上で、商店街は下を通っている。 (5)は花見川郵便局。お隣には京葉銀行があって、この街の中心街になっている。(6)は、さつきが丘市民センター。そして、その下側(南側)には大きな犢橋貝塚公園が広がる。 (1)と(2)は、それぞれ、さつきが丘中学校と、さつきが丘小学校。(7)は、さつきが丘東小学校。 街の北側(上部)の境界は崖になっていて、その下は田園が広がっている。その田園の少し向こうはまた盛り上がっていて、小高い丘になっている。まあ言ってみれば、さつきが丘の周囲はめちゃめちゃ田舎の風景なのである。 さつきが丘商店街 さつきが丘は聞くところによると、ずいぶん古い街らしい。昭和の団地ブームのときだから新興住宅地といってもいいのかもしれないが、でも、新興住宅地の中では古い街街なのである。ちょっとややこしい。ま、それだけに木々が立派なのど、緑が豊かだから温もりのようなものだある。街開きは昭和40年辺りか。 かつては、この周囲から絶大に支持された商店街。なんでも揃うし、食事どころもある。MaMAのH子さん(お隣の畑町在住)も子どもの頃はこの辺りをよく利用していたという。新検見川駅前にも西友などの商業施設があるけど、気軽に行けて、それで、充実しているというさつきが丘商店街のほうが活気があったという。 エネスタ検見川のT君はこの街に住んでいるので、当然ながらさつきが丘商店街の利用者である。そういえば、E沢さんもさつきが丘在住だ。 上の地図の(4)の地点から商店街を見下ろしたところ。左の写真は、犢橋貝塚公園方面。右手のビルは京葉銀行。奥には花見川郵便局。右の写真は、神場公園方向。たくさんの商店が並んでいる。 メインストリートから商店街へ降りる階段。道の両脇にある。橋のたもとの串焼と書いた提灯がいい味出している。 さつきが丘第一保育園、青い鳥第二幼稚園(地図 3)の前から見たさつきが丘商店街。広々とした歩行者専用の道が緩くカーブしている。撮影時点では昼下がりなので人通りは少ない。しかし、夕方は割合活気がある。商店街のところどころにあるケヤキの木が心地よい日影を作ってくれていて、のんびり散歩するのにいい。 青い鳥第二幼稚園 社団法人「千葉市幼稚園協会」公認 学校法人芦童学園 青い鳥第二幼稚園 創立 昭和47年4月1日 〒262-0014 千葉県千葉市花見川区さつきが丘2-13 200本以上の樹木があり静かな環境です。 【園地総面積】約700坪 【建物】鉄筋2階建(冷暖房完備) http://aoitori.milkcafe.to/ | | 左:万国旗がひらひらしている。暑い日だった。 右:商店街のど真ん中に何故か狛犬さんが。 ところで、とある人から素晴らしいWEB SITEを教えて頂いた。さつきが丘フィールズというサイトで、コンテンツが盛りだくさん。ベイタウンの俺達のホームページにも勝るアクティブな雰囲気がいい。バンドもある。 >>> http://satsukigaokafields.fc2web.com/ 私の友人(K氏)のおすすめ。手打ち蕎麦「うぶすな」 >>> http://www.oysy.ne.jp/ubusuna/ 時々さつきが丘で「ガス展」などのイベントを開催するエネスタ検見川。 >>> http://www.e-enesta.com/ 幼稚園が終わる時刻になると、お迎えのお母さんに連れられて園児たちが帰宅のために商店街を賑やかに通り過ぎてゆく。暑い日ざしを避けた買い物客が徐々に増えてゆく。 [ 追加記事 ] 意外と早くこの地に再訪することになる。 | | | | | さつきが丘商店街を訪れてから、約3週間後(7月下旬)、息子と花島公園にサイクリングへ行き、その途中で再びこの商店街に寄ってみた。 この和菓子屋さんというか太巻き寿司屋さんというか、たこ焼きが200円、かき氷が120円と安価。あと、なにか買って食べたけど、とにかく安くて嬉しかった。 (2006年8月某日) | 犢橋貝塚公園 だだっ広い草原にぽつんと大木。かつて、日立だったかのCMで「この木、なんの木、気になる木〜♪」という調子の良い音楽とともに心に残ったあの映像。まさにそんな感じの公園。 ね! いい感じの公園でしょう? 実際には一本しか木が無いってことはないけれど、こんなふうに、ぽつんとぽつんとした配置。なかなかセンスが良い。 周囲からわずかに小高い丘になっているところがまたいい感じ。微妙なRに、公園の中をゆったり歩ける歩道がまた良い。この季節なら木陰で寝そべるのもよし。もう少し涼しい季節ならば、大草原に仰向けになって、ぽかりと青空に浮かんだ白い雲を眺めるもよし。 とにかく余計なものがなんにも無いという公園。ありそうでない。素晴らしい公園である。 犢橋貝塚公園の下には廃バスを利用した図書館「かいづか文庫」が。 これなら本が嫌いな子どもも乗車したくなるだろう。 緑に覆われた住環境 さつきが丘を歩くと、緑の多さに感激する。それは私が埋めたて地の新しい街「ベイタウン」に住んでいるせいもあるけど、やはり街としての歴史を感じずにはいられない。 さつきが丘小学校周辺の戸建ての住宅街。並木も素晴らしいが、公園の木々も濃い緑である。ベイタウンもあと10年もすると、このようになるのか。 集合住宅の通りはまあどこにでもある(といったら失礼だけど)団地の風景。 でも、こういう景観は嫌いじゃない。むしろ落ち着いていていい。 さつきが丘ファイターズの本拠地。(さつきが丘西公園) 2005年の秋、第12回花見川区連秋季大会B級優勝。 >>> http://chiba.cool.ne.jp/sfighters/ さつきが丘には、こんな古いタイプの集合住宅もある。外装から判断するに、築50年くらいか。古いけど、当時よくあった木造アパートみたいな鉄製の外階段ではないことや、洗濯機が外に出ていないなどから、当時は結構お洒落な住宅だったのではないかと推察できる。因みにさつきが丘中学校は昭和47年開校。33〜4歳?意外に新しい。(現在は平成18年) あとで地図を見たら。ここは市営さつきが丘団地という名称だということが分かる。神場公園の近く。予算が無いからなのか、いずれ建て替えるのか知らないけれど、外壁の塗装の剥げくらい修理してあげればいいのに。 あの有名な同潤会ビルの千葉版のようである。ご覧のように殆ど入居中である。しかし、撮影するときに出入りされていた住民の方々のすべてがご老人であった。特に、四苦八苦しながら二階に昇るお婆ちゃんが痛々しかった。タウンウォッチングをしていると、住宅事情について考えさせられることが多い。 2006/7/2 Zaki |